

人身傷害保険・搭乗者傷害保険のどちらでも、コウタさんや同乗者の人がケガ・死亡・後遺障害などになった場合でも、保険金が受け取れるっスよ!

どっちも対象範囲が同じで保険金が貰えるなら何が違うと??
人身傷害保険と搭乗者傷害保険、どちらも”傷害保険”という言葉が入っていて、補償範囲や保険金などドコが違うのか分かりにくいですよね?
では、そもそも私たちドライバーや搭乗者など、契約車に乗っている人たちが補償される保険の種類には、何が当てはまるのか確認しておきましょう🔎
※搭乗者全員は各自動車保険に加入していると仮定した場合
搭乗者 | 人身傷害保険 | 搭乗者傷害保険 | 対人賠償保険 | 自賠責保険 |
---|---|---|---|---|
加害者:運転者(アナタ) | ◯ | ◯ | – | – |
被害者:同乗者(家族) | ◯ | ◯ | – | – |
被害者:同乗者(他人) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
同乗者(他人)だけに◯が付いている自賠責保険と対人賠償保険は、事故被害者だけを救済することが目的の保険で、特に自賠責保険は最低限の補償※しかされないので、対人賠償保険を無制限にすることにより自賠責保険をカバーする役割があります。
※傷害:120万円上限・死亡3000万円上限・後遺障害:4000万円上限
一方、人身傷害保険と搭乗者傷害保険は、すべての搭乗者に◯が付いていて幅広く補償されることがわかりますよね!
でも、補償範囲が同じで保険金も貰えるのに、いったい何が違うのか、またどちらの保険を選べばいいのか悩みどころ…。
そこで今回は、人身傷害保険と搭乗者傷害保険をそれぞれご紹介し、どこに違いがあるのか、またどんな風に保険を選べばいいのかをご紹介します!
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人身傷害保険は過失割合に関係なく実費を補償

人身傷害保険の傷害範囲とは、自動車事故によるケガ・死亡・後遺障害に掛かった治療費や、働けないあいだの収入、また精神的損害などを、アナタが設定した補償額の範囲と保険会社の約款で定められた基準でサポートしてくれます💰
また補償の対象となる方は、契約車に搭乗中のアナタ・家族・他人(知人)などで、保険金は搭乗していた人数分、1名につき症状・状態に合わせて補償額範囲の実費を受け取ることができます!
例えば、、
相手がいる事故に遭遇してしまい、アナタに掛かった人身損害額が1000万円だとして、過失割合がアナタ:40%・相手:60%だとします。
そうなった場合、本来であればアナタの過失割合分である400万円(40%)は相手から請求・補償してもらえませんが、人身傷害保険に加入していれば、お互いの過失割合に関係なく、契約している保険会社から実際の損害額1000万円を保険金として受け取ることができるんです!

ただもちろん、保険会社から1000万円、事故相手から600万円(60%)の合計1600万円が貰えるワケではなく、保険会社がアナタに代わって相手から請求、もしくはアナタが相手から先にもらった保険金を差し引いた分を支払うので、実費の損害額以上に保険金が受け取れるワケではありません。
搭乗者傷害保険は状態に合わせて定額を補償

一方、搭乗者傷害保険の傷害範囲とは、自動車事故によるケガ・死亡・後遺障害を負った場合の外的傷害に対して、あらかじめ保険会社が定めている定額の保険金を受け取ることができます💰
また治療中でも、ケガの症状によって定額がすでに決められているので、保険金をすぐ受け取ることができるのがポイント!
補償の対象となる方は、契約車に搭乗中のアナタ・家族・他人(知人)などで、保険金は搭乗していた人数分、1名につき症状に合わせて定額を受け取ることが可能です!
ちなみに下の表は、自動車保険チューリッヒにおける、搭乗者傷害保険の医療保険金の定額例になります🔎
※各万単位
状態/部位 | 頭部 | 顔面 | 頸部 | 胸部/ 腹部/ 背部/ 腰部 | 上肢部 | 下肢部 |
---|---|---|---|---|---|---|
骨折/脱臼 | 45 | 15 | 60 | 15 | 15 | 25 |
打撲/擦過傷/挫傷/捻挫/熱傷I | 10 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
欠損/切断 | – | 10 | – | – | 30 | 80 |
挫創/挫滅創/切創/熱傷Ⅱ | 10 | 10 | 5 | 10 | 5 | 5 |
神経/筋肉/腱の損傷or断裂 | 110 | 10 | 80 | 90 | 35 | 15 |
内出血/血腫 | 65 | 20 | – | – | – | – |
胸部/腹部の臓器/眼球の破裂/損傷 | – | 60 | – | 40 | – | – |
その他 | 35 | 15 | 20 | 10 | 20 | 15 |
上に該当した症状の保険金を即日で受け取ることができるので、まとまった医療費が必要な場合でも安心ですね🌟

人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違いとは?

では一部おさらいになりますが、人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違いはドコなのか、比較表にまとめてみたのでチェックしてみましょう📋
項目 | 人身傷害保険 | 搭乗者傷害保険 |
---|---|---|
対象者 | 契約車の運転者・家族・他人(知人) | |
保険料の額 | 実費払い ※過失割合関係なし | 定額 |
補償範囲 | ケガ・死亡・後遺障害の実費、働けない間の収入、精神的損害など補償 | ケガの部位や死亡 |
保険金の支払い時期 | 治療費確定後 | 即日 |
ノンフリート等級 | ノーカウント事故(無事故係数) |
※保険会社によっては補償内容が異なる場合もあります
人身傷害保険と搭乗者傷害保険の最大の違いとしては、保険金が実費払いor定額かというところ💰
搭乗者傷害保険は、ケガの箇所などによって保険金が定額で決められているのに対し、人身傷害保険では、アナタや同乗者が事故によって受けた損害すべての実費が支払われることになるんです🚗
例えば、、
事故で胸部を骨折して完治するまでに30万円の治療費が掛かった場合、搭乗者傷害保険だと15万円しか保険料を受け取れず、それ以上を超えた治療費の15万円は自分で返済することに…。
でも人身傷害保険に加入しておけば、過失割合に関係なく保険会社から治療費を全額受け取ることができるんです!

また搭乗者傷害保険の補償範囲として、死亡またはケガの箇所によって保険金を受け取れますが、人身傷害保険の補償範囲であれば死亡・ケガだけでなく、働けないあいだの収入・看護料・葬祭費用・精神的損害などもしっかり補償してくれますよ🌟

あと保険金の支払い時期に関しては、搭乗者傷害保険はケガの箇所による定額支払いなので、医師の診断が確定すればすぐに保険金を受け取ることができます💰
でも人身傷害保険の場合は実費払いなので、完治するまでに掛かった治療費が確定してからの受け取りとなり後払いになります。
そして最後に、人身傷害保険・搭乗者傷害保険ともにですが、保険会社に保険金を請求したとしてもノーカウント事故の無事故係数扱いになるので、翌年の保険料に響くことが無いのもポイントですね💡

人身傷害保険と搭乗者傷害保険はどちらに加入すればいいの?

まず大前提として、人身傷害保険と搭乗者傷害保険のどちらか1つは必ず加入しておきましょう!
もし万が一、過失割合がアナタ:10・相手:0になってしまい、アナタもケガをして完治するまでに1000万円掛かったとしても、その治療代はアナタ自身の貯金から支払うことになります😱

そしてもちろん、どちらの保険にも加入していれば、より手厚い補償を受けることができますが、保険金を受け取るという補償内容が重複していますし、2つの保険を一緒に入れるということは保険料もその分高くなります。
なので、どちらを優先して保険に加入すべきかと考えれば、補償範囲が広く保険金も実費を受け取ることができる人身傷害保険に入る方が良いと言えますね!
また、実際に保険会社に見積もりを取って比較したところ、人身傷害保険の未加入と無制限で年間保険料を比較した場合、約2000円しか変わらなかったので、絶対に加入することをオススメします💡

人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違いと補償内容まとめ


また、始めに保険会社から出てくる見積もりには、人身傷害保険の上限金額が1500万〜3000万円とかになってる場合が多いっスから、最低でも5000万〜1億円、できれば無制限にしたいところっスね!
実際、変更したところで年間の保険料は1000〜2000円くらいしか変わらなかったっス!
人身傷害保険や搭乗者傷害保険は、必ずどちらか1つは入っておきたい保険と言えます!
また、保険料も保険会社によって多少の差が出てくるので、複数社から見積もりを取って比較した方が、保険料を安く抑えながらも手厚く補償することができます!
私は無料の一括見積もり依頼サービスを使ったことで、1番高かったダイレクト型自動車保険と比べ年間で約30,000円も安くすることができました💰
1社だけで保険会社を決めてしまうと損する可能性があるので、注意してくださいね!