

コウタが言うように、最近テレビCMなどで”ダイレクト型の自動車保険”を目にすることが多いですが、「ダイレクト型ってなに?」「普通の自動車保険となにが違うの?」っと疑問に感じる方も多いと思います!
そもそも自動車保険の契約には2つの方法があり、それがダイレクト型と一般的な代理店型。
2013年に、保険スクエアbang!が算出しているデータとして、自動車保険全体に占めるダイレクト型の割合は6.3%。
一見すると少なく感じますが、ダイレクト型自動車保険の収入保険料は、2005年時点で1,324億1,900万円だったのが2012年には2,315億5,700万円と、7年間だけで991億3,800万円も拡大しているんです!

消費税が2014年4月に8%、2019年10月でさらに10%へ変わることが決まって、しかも物価なども軒並み上昇傾向であるのに、日本人の平均年収はずっとほぼ横ばい…。
私も含め、出費を減らそうとする方が年々増えていることにも影響し、これからもさらにダイレクト型の自動車保険へのニーズが増えることは必然と言えますね🚗

では、特に節約志向の方から支持を集めている、ダイレクト型と普通の代理店型の自動車保険の違いを、それぞれメリット・デメリットを踏まえながらご紹介します!
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そもそも代理店型とダイレクト型の自動車保険の違いってなに?

文頭で、自動車保険の契約には2つの方法があって、それが代理店型・ダイレクト型にわかれるとご紹介しました!
まず代理店型の自動車保険とは、保険代理店を挟んで保険会社と契約する方法のことを呼びます。
対してダイレクト型、または通販型の自動車保険とは、インターネットなどからアナタと保険会社が直接契約を結ぶ方法のことを呼ぶことから、ダイレクト型とされています。

では次に、代理店型・ダイレクト型の特長をそれぞれ紹介します📢
代理店型の特長は「手厚いサポート」
まず代理店型の特長としては、自動車保険のプロがアナタのカーライフに合った補償プランを対面で提案してくれたり、万が一の事故が起きたとき、保険金の請求など金銭に絡む交渉などもサポートしてくれます。
ダイレクト型の特長は「保険料の安さ」
一方ダイレクト型の特長としては、アナタ自身で補償プランを自由にカスタムできる上に、アナタと保険会社が直接契約を結ぶので、仲介手数料が発生せず代理店型と比べ約30〜40%安くなることがほとんどです。

オリコン日本顧客満足度調査のアンケート結果(18,284人)によると、自動車満足度ランキングTOP3が全てダイレクト型(①イーデザイン損保②セゾン自動車火災保険③ソニー損保)っスよ!
具体的に代理店型・ダイレクト型自動車保険の4つのメリット・デメリットとは?

前段で、代理店型の特長は”手厚いサポート”、ダイレクト型の特長は”保険料の安さ”と簡単に紹介しましたが、次は具体的にそれぞれ4つのメリット・デメリットを見ていきましょう!

1、保険料の安さ

自動車保険で、代理店型orダイレクト型を選ぶ重要なポイントは、年間に掛かる保険料の安さ💰
ウェブクルーが「自動車保険選びでなにを重視する?」か自社アンケート調査(2013年2〜7月)を行ったところ、保険料の安さ(64%)>補償内容サービス(23%)>受付対応(4%)>その他(9%)といった結果に!
このことから見てわかるとおり、保険料を少しでも抑えたいと考えている方が大多数を超えています🚙
そんな中、代理店型とダイレクト型の自動車保険で、ほぼ同条件の見積もりを取った場合に、どのくらい保険料に差が付くのかをチェックしましょう!
順位 | 保険会社 | 保険料 |
---|---|---|
1 | チューリッヒ | 41,890円 |
2 | SBI損保 | 43,820円 |
3 | セゾン(おとなの自動車保険) | 44,260円 |
4 | アクサダイレクト | 44,270円 |
5 | イーデザイン損保 | 46,100円 |
6 | 三井ダイレクト | 48,060円 |
7 | ソニー損保 | 58,870円 |
8 | セコム損保 | 60,730円 |
9 | ゼネラリ | 66,010円 |
10 | そんぽ24 | 72,060円 |
11 | 三井住友海上 | 72,550円 |
12 | 東京海上日動 | 73,200円 |
13 | あいおいニッセイ同和 | 76,030円 |
14 | 損保ジャパン日本興亜 | 78,340円 |
※2015年 週刊ダイヤモンド誌&当サイト調べ
見積もり内容は、年齢が35歳・車はアクア(トヨタ)・ブルー免許・車両保険なし・6等級で算出し、表中で色付けされている保険会社は、ダイレクト型の自動車保険になります🚗
各社の保険内容はほとんど同じなのに、1位と14位の保険料の差額はなんと36,450円も💰
また代理店型自動車保険に比べ、仲介手数料が掛からないダイレクト型(通販型)自動車保険が圧倒的に上位(安さ)を独占していることがわかりますね🔎
あとなぜ、ダイレクト型(通販型)自動車保険の中でも差がつくかと言うと、最近の自動車保険は特定のドライバー層に対して保険料を割安に設定するモノが増えたことが一つのポイント!
例えば、事故率の低い中高年層にターゲットを絞った保険や、若者ドライバー向けの保険などがその一例と言えます🚙

2、保険選びの知識と経験

保険選びは、あなたの生活環境によってひとりひとり違うモノで、補償プランをある程度理解した上で選ばないと補償内容が重複したり、最悪の場合には補償が抜けていて保険金を受け取れないこともありえます。
そんな中、ダイレクト型はアナタと保険会社を直接結びつける契約方法なので、アナタ自身で補償プランを決めていく必要があります。
その点、代理店型は保険のプロと対面しながら、アナタの生活環境に合わせて補償プランを提案してくれて、もちろん補償の重複がないように設定してくれるので安心感があります!

ただダイレクト型自動車保険にも、新規契約専用のお問い合わせフリーダイヤルがどこの保険会社でも完備されているので、わからないことがあれば一緒に登録サポートしてくれます☎
また、電話でのやり取りが面倒だということであれば、私が契約しているSBI損保ではチャットで質問受付をしてくれ、質問から約10分ほどで回答してくれるサービスもあるんですよ!
3、事故が起きた時の初期対応

どの保険会社も”事故受付は24時間365日”と、サイトやパンフレットに記載されていますが、実はここに落とし穴があるんです!
これらは、あくまでもサポートセンターにアナタの事故の報告を受け付けるだけのことであって、具体的なサポートをしてくれるワケではないんですよ☎

事故処理の流れには、大きく分けて事故受付・初期対応・事故処理の3つあります。
- 事故受付:あなたの事故報告を受け付け
- 初期対応:事故直後の病院・修理工場への連絡・代車手配など
- 事故処理:事故調査・過失割合交渉・保険金支払いなど
この中で最も重要と言えるのが、事故直後の②初期対応。
自動車事故のスピーディな円満解決のために重要なことは、事故発生時に不慣れで気が動転した私たちに対して、適切な指示や対応方法をどれだけサポートしてもらえるかどうか☎
実は保険会社によっては、時間帯で初期対応の受け付けを区切っているところも多々あるので、見極めるひとつのポイントになりますよ!
ちなみに保険会社に務める友人曰く、代理店型・ダイレクト型でもアナタから事故の連絡を受けたとしても、現場に行くことはほとんどなくて、保険会社のサービスセンターに取り次ぐ程度。
事故の経験が少ない私たちの勝手なイメージで、”事故を起こしたときは保険会社がすぐに駆けつけてくれる!”と思いがちですが、そういった対応を重視するよりも事故のときに適切な指示や手配を取ってくれるかという点に重要視したほうが安心です!
そのためにも、各保険会社の初期対応受付時間を表にまとめたので見てみましょう🔎
※保険会社の並びは保険料が安かった順になり、色付けされたモノはダイレクト型
保険会社 | 平日 | 土日・祝日 |
---|---|---|
チューリッヒ | 0:00~20:00 | 0:00~20:00 |
SBI損保 | 9:00~19:00 | 9:00~17:00 |
セゾン(おとなの自動車保険) | 24時間現場急行 | 24時間現場急行 |
アクサダイレクト | 24時間 | 24時間 |
イーデザイン損保 | 9:00~20:00 | 9:00~20:00 |
三井ダイレクト | 9:00~19:00 | 9:00~19:00 |
ソニー損保 | 0:00~20:00 | 0:00~20:00 |
セコム損保 | 24時間現場急行 | 24時間現場急行 |
ゼネラリ | 24時間 | 24時間 |
そんぽ24 | ○(対応時間不明) | ○(対応時間不明) |
三井住友海上 | 24時間 | 24時間 |
東京海上日動 | 24時間 | 24時間 |
あいおいニッセイ同和 | 24時間 | 24時間 |
損保ジャパン日本興亜 | 24時間 | 24時間 |
※2017年2月現在の当サイト調べ
代理店型は保険料の高さもあってか、全て24時間対応ですが、ダイレクト型でも複数社で24時間対応があり、中には24時間現場急行なるサービスもあって代理店型顔負けと言えるかもしれません!
また、時間区切りがあったとしても365日20時間体制の会社もあるので、代理店型とそこまで大差なく安心できますね!
あとソニー損保などは24時間対応でなくても、病院や修理工場への連絡など急を必要とする場合は、状況に応じて対応してくれることもあるので、気になる保険会社があれば契約前に確認してみるといいですね🚗

4、インターネット割引

ダイレクト型の保険会社では、インターネットで契約した場合に約10,000円の保険料割引が受けられるインターネット割引orインターネット特約があり、代理店型にはないお得な割引制度です!
下にダイレクト型の各保険会社のインターネット割引額をまとめました!
保険会社 | 仕組み | 割引額 |
---|---|---|
チューリッヒ | テーブル型 | 2,500〜7,000円 |
SBI損保 | 定額型 | 10,000円 |
セゾン(おとなの自動車保険) | 定額型 | 10,000円 |
アクサダイレクト | テーブル型 | 2,000〜10,000円 |
イーデザイン損保 | 定額型 | 10,000円 |
三井ダイレクト | テーブル型 | 4,000〜10,000円 |
ソニー損保 | 定額型 | 10,000円 |
セコム損保 | 定額型 | 3,500円 |
そんぽ24 | 定率型 | 10% |
※2017年2月現在の当サイト調べ
例えば、検討している複数社の保険額が近かったとしても、このインターネット割引の金額によっては、数千円の差が付くこともあるので、契約前に比較している各保険会社のインターネット割引をしっかり確認しておきましょう🔎
その他にも、保険契約開始日より45日以上前の申込みで、”早割”というさらなる割引も受けれる場合もあったり、保険証券の発行を依頼しなければ500円割引を受けられたりとダイレクト型ならではの割引制度が充実しています!

代理店型・ダイレクト型自動車保険のメリット・デメリットまとめ


契約方法 | ダイレクト型 | 代理店型 |
---|---|---|
保険料の安さ | ◎ | × |
保険選びの簡単さ | △ | ◎ |
事故の初期対応 | ◯ | ◎ |
インターネット割引 | ◎ | △ |
代理店型・ダイレクト型の契約でそれぞれメリットは違いますが、代理店型を選ぶ方は自動車保険に契約したことのない初心者向き、ダイレクト型を選ぶ方は保険の補償内容をある程度理解した上で保険料を安く抑えたい方向きに別けられます!
ただ、自動車保険の契約をしたことないからといってダイレクト型を諦めるのは、正直もったいないと言えます!
だって代理店型と比べ、約30〜40%近く安くなりますからね💰
そんな保険料を安くすることに興味のあるアナタに、下の記事で5つのテクニックをご紹介しています!
💡関連記事:【維持費の節約はコレ】5つのテクニック&無料で自動車保険料を安くする方法とは…
また間違っても、1社の保険会社だけで保険を決めてしまうのは、あなた自身が保険料で必ず損するので注意しましょう!
その点、保険スクエアbang!の保険見積一括サービスは、無料で保険見積もりがメールかハガキのどちらかで届くので便利ですよ✉