

2014年の日本損害保険協会調べによると、対人賠償保険全国加入率が73.4%で、なんと26.6%の人が無保険車で公道を走っているっスよ。

だいたい4回のうち1回は、無事故車との事故に遭遇する確率って考えたらゾッとするね…。
誰でも、車の事故を起こそうとして公道を走っているワケではなく、ほとんどの人が予期せぬことですよね🚗
そんな万が一のとき、アナタ自身はしっかり自動車保険に入っていたとしても、事故の相手が無保険であれば、被害者であるアナタはしっかりと補償を受け取れない可能性が十分に考えられます。
最初にもマルクが言ったとおり、対人賠償保険の全国加入率が73.4%で、運転をしている26.6%の人は誤って歩行者をはねてしまっても、賠償金を十分に支払う能力がないことがわかります。
これだけ無保険状態で車の運転をしている人たちがいるので、”自分の身は自分で守るしか方法はない”と言わざるおえないですよね。
そんな時に頼りになる保険が、無事故車損害保険なんです💡
そこで今回は、無事故車損害保険の補償範囲や補償されないケースなどをご紹介します!
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無保険車障害保険ってどんな補償?

無保険車傷害保険とは、アナタが被害者として事故に遭遇してしまい、加害者から損害賠償請求できるのにもかかわらず、加害者が対人賠償保険を付けていない”無保険車”だったがために、十分な補償が受けられないときに、この保険からアナタへ賠償金が支払われるというモノです💰

そしてもし、この無保険車傷害保険で保険金を受け取る場合は、アナタの契約している対人賠償保険と同じ金額が上限になります。
ただ、対人賠償保険の補償額の上限を無制限として加入している場合には、受け取れる保険金は2億円までとなっています。
また、無保険車傷害保険が補償されるのは、死亡もしくは後遺障害を負った場合のみで、完治したケガ・傷害は補償されないので注意が必要!
あと自分に過失がある事故の、過失割合の分についても保険金は支払われません⚖

無保険車障害保険を適用する3つのケースとは?

いくつか条件のある無保険車傷害保険ですが、単純に加害者が無保険だったとき以外でも、保険金を受け取ることができる場合があるんです📢
では次に、無保険車傷害保険が使えるケースを3つ、それぞれご紹介していきます!
- 事故相手が自動車保険(対人賠償保険)に加入していない
- 事故相手の加入していた自動車保険から保険金が支払われない
- 事故相手が分からない
例えば、年齢条件が30歳以上補償の付いた車の場合、その車に30歳未満のドライバーが運転中に交通事故を起こしてしまうと補償対象外になってしまうので、つまりは無保険で運転していることと同じになり注意が必要です😱
または、家族限定や本人限定の場合などでも同様のことがいえるので、まずはしっかり自分の補償内容を把握しておいてください!
次に②のケースは、ちゃんと加害者が自動車保険に加入しているうえに、年齢条件なども問題がないとしても、対人賠償保険の補償額が低く設定されているがために、被害者であるアナタに対して賠償金の支払い額が少なくなってしまうような場合のことです。
実はこんなときでもアナタが無保険車傷害保険に加入しておけば、加害者が加入している自動車保険から受け取れる保険金の不足分をまかなうことができるんですよ💰
そして最後に③のケースは、ひき逃げ・当て逃げなどによって事故加害者を特定できない場合でも、無保険車傷害保険の対象になります!
ただ、加害者を特定できない事故の場合は、政府補償事業制度も適用することになります🚙
政府補償事業制度とは?
自賠責保険に未加入の人で経済力がなく賠償能力がない場合や、ひき逃げにあって加害者が特定できない場合などに、国が代わって賠償金の支払いを行ってくれる制度のこと。
基本的には自賠責保険と同様の補償内容になっていて、ケガの場合は上限120万円、死亡の場合は上限3000万円、後遺障害の場合は上限4000万円までとなります。
例えば、ひき逃げ事故によりアナタが何かしらの後遺障害を患って、本来であれば3億円の賠償金が受け取れたとします。
そんな時に、無保険車傷害保険に加入していなかったとしたら、政府補償事業制度の4000万円だけしか受け取ることができません。
でも無保険車傷害保険に加入していれば、最大で2億4000万円まで保険金を受け取ることが可能というワケなんです!
不測の事態に備えて、自分自身を守る意味でも無保険車傷害保険は重要で検討すべき保険と言えますよね📝


無事故車傷害保険の適用・補償範囲を把握する

では、万が一のときに安心な無事故車傷害保険の、適用・補償範囲をチェックしておきましょう!
- 主に運転される方※記名被保険者
- 1の配偶者※内縁を含む
- 1or2と同居している親族
- 1or2と別居している未婚の子
- 1~4以外で、契約されている車に乗車中の方
なのでケガの場合には、加害者の自賠責保険や政府補償事業制度で、上限120万円までは補償されますが、それ以上は補償されません。
あとケガの治療による入院で、仕事ができないあいだの休業補償などの損害も、無保険者傷害保険では補償されないんです。
そんな休業補償も手厚くカバーしたいのであれば、人身傷害保険or搭乗者傷害保険のいずれかに加入しておけば安心ですよ!
💡参考記事:人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違い&対象者・補償範囲はどこまで?
また、事故による車の修理代などの物損も補償対象外なので、注意しておきましょう。

無事故車傷害保険の補償されないケースとは?

では逆に、どういった事故は無事故車傷害保険で補償されないのかチェックしてみます🔎
- 被保険者の故意によってその本人について生じた傷害
- 被保険者の酒酔い・無免許・麻薬吸引などの状態で運転中にその本人について生じた傷害
- 被保険者が被保険自動車の所有者の承諾を得ないで搭乗中に生じた傷害

結局は無保険車障害保険に加入すべき?

始めにもご紹介したとおり、対人賠償保険の全国加入率が73.4%で、なんと運転をしている26.6%もの人たちが、十分な補償をする能力がない状態で運転しています。
また下の表のとおり、地方によって対人賠償保険への加入率が大きく変わるので、アナタの住んでいる場所に合わせて検討するのも一つの手段と言えそうですね💡
地方 | 都道府県 | 対人賠償加入率 |
---|---|---|
北海道 | 北海道 | 73.3% |
東北 | 青森 | 68.8% |
岩手 | 62.4% | |
秋田 | 59.2% | |
山形 | 64.3% | |
宮城 | 74.0% | |
福島 | 66.6% | |
関東 | 茨城 | 74.0% |
栃木 | 71.7% | |
群馬 | 70.8% | |
埼玉 | 77.6% | |
東京 | 77.7% | |
神奈川 | 79.3% | |
千葉 | 78.5% | |
中部 | 山梨 | 62.0% |
新潟 | 68.7% | |
富山 | 72.1% | |
石川 | 72.2% | |
福井 | 72.0% | |
長野 | 64.2% | |
静岡 | 75.1% | |
愛知 | 80.9% | |
岐阜 | 77.7% | |
近畿 | 三重 | 76.0% |
和歌山 | 74.1% | |
奈良 | 79.3% | |
滋賀 | 73.9% | |
京都 | 78.9% | |
大阪 | 81.9% | |
兵庫 | 77.9% | |
中国 | 鳥取 | 65.4% |
岡山 | 73.3% | |
広島 | 75.7% | |
島根 | 56.3% | |
山口 | 71.4% | |
四国 | 徳島 | 71.8% |
香川 | 74.9% | |
愛媛 | 70.2% | |
高知 | 58.0% | |
九州 | 福岡 | 76.1% |
佐賀 | 65.6% | |
長崎 | 66.1% | |
熊本 | 65.5% | |
大分 | 65.1% | |
宮崎 | 58.1% | |
鹿児島 | 59.5% | |
沖縄 | 沖縄 | 52.9% |
全国平均 | 73.4% |
※日本損害保険協会「自動車保険都道府県別加入率-2014年3月末現在」調べ

結局のところ確率論にはなりますが、もし実際に事故が起きてしまってアナタが賠償金を請求したとき、約1/4の確率で加害者が無保険者だったとしたら、本来請求できるはずだった最大2億4000万円(自賠責保険or政府補償事業制度&無事故車傷害保険)の賠償金が受け取れなくなってしまうことになるんです。
そういった場合に備えて、無保険車障害保険に加入しておいた方が安心だと言えます🌟

無保険車傷害保険より優秀な人身傷害補償保険がオススメ

前段でコウタが言うように、完治したケガ・傷害や入院中の収入などは補償されないけど、万が一のことを考えれば付けておきたい保険なので迷うのも当然です!
ただ、そんな迷っている方にオススメな保険が他にもあるんです💡
それが、人身傷害補償保険!
人身傷害補償保険は、自動車事故によるケガ・死亡・後遺障害に掛かった治療費や、働けないあいだの収入、また精神的損害などを、アナタが設定した補償額の範囲と保険会社の約款で定められた基準でしっかりサポートしてくれます💰
しかも、無保険車傷害保険だと過失割合分しか保険金を受け取ることはできませんでしたが、この人身傷害保険であれば過失割合に関係なく、契約している保険会社から実際の損害額を受け取ることができるんです!
💡参考記事:人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違い&対象者・補償範囲はどこまで?

無保険車傷害保険・人身傷害補償保険を使ったら等級は下がる?

そして最後に、もし事故に遭遇してしまって無保険車傷害保険・人身傷害保険を使わなければならない場合、等級が下がるのか気になるところだと思います🚗
でも先に結論から言うと、人身傷害保険・無保険車傷害保険のいずれの保険を使ったとしても、次年度の等級は下がることはありません!
無保険車傷害保険や人身傷害保険以外に、等級の下がる保険金の請求をしていない限り、次年度の等級は1つ上がって保険料は割引されるので安心してください🌟
💡参考記事:【チェック】自動車保険の等級制度って?節約の裏ワザ3ポイントも紹介!
無保険車傷害保険の補償範囲や必要性まとめ


無保険車傷害保険や人身傷害保険など、補償を付けれるなら安心ですが、結局のところ保険料も年間で数千円ほど上がってしまうのでつい悩んでしまいますよね。
そんなときは、補償内容を同じにして複数の保険会社に見積もりを取って比較すると、年間で約30,000円も安くできるケースがあるんですよ💰
ただ、一社一社のサイトにアクセスして、見積もりを出すのって面倒くさいですよね?
そんな方にオススメなのが、保険スクエアbang!
アナタの希望する補償プランをたった一度入力すれば、無料で複数社からDMもしくはメールで見積もりが届くので、簡単に比較できて便利なんです💰
しかも、利用者数はすでに310万人を突破していて、2004年にマザーズ上場している株式会社ウェブクルーなので、安心して利用できるので、私は毎年このサービスで保険料と補償内容を見直してます💻
でも、ほとんどの人が任意保険に入っとるし、そんな事故に巻き込まれることも無さそうやけん大丈夫やろ!