

修理屋さんから「高く付くし車の年式も古いから乗り換えた方が良い」って言われたんです〜。
廃車の手続きをする方法を教えてくれませんか〜?


なんなら、故障車・水没車・火災車・不動車などでも、ほぼ買い取ってくれると考えた方がいいっスよ!
破損した事故車を目の前にして、「こんな事故車買い取ってくれるはずない。無料でも引き取ってもらえたら助かる!」なんて考える方は多いのではないでしょうか?
でもマルクが言った通り、故障車・水没車・火災車・不動車などでも意外と高く買い取ってくれるケースは多いんですよ💰
そこで今回は、事故車の定義・事故車の査定手段・事故車を買い取ってくれる理由などをご紹介します!
記事の流れをチェック
事故車の解釈を間違っていませんか?

あなたがこの記事を読んでいるということは、破損した車を、修理するのか?売るのか?廃車にするのか?など、どう対処することがベストか悩んでいることだと思います。
でも、あなたのその破損した車って、本当に事故車なのでしょうか?

ショウのように考える方が大半だと思いますが、自動車業界では査定をするまで事故車扱いにはなりません🚙
その理由は、車の状態によって呼び方が変わるからです。
中古車雑誌や中古車販売サイト、また店頭の車情報などで、修復歴あり/なしを見たことありませんか?
実はあの修復歴の情報が、私たちの言っている事故車とイコールになるんです🚗
極端な話、バンパーが潰れてキズだらけだったとしても、修復歴の査定評価に該当しなければただの事故歴車となり、修理して元の状態に戻せれば車の査定評価に響くこともほぼ無いんですよ!

でも修復歴が付くかどうかって何を見ればいいんですか〜?
査定に大きく影響する修復歴車の定義とは?


では、修復歴の査定に影響する破損がどう言ったモノかというと、車輌の骨格部分、つまりフレームやシャーシーなど車の強度に左右する重要な部分となります。
またこれら修復歴に該当するパーツは、日本自動車査定協会・日本中古自動車販売協会連合会・自動車公正取引協議会などが統一基準として定義付けしています。
では、そんな修復歴の判断基準が以下となります
修復歴及びフレームの基本定義
以下のパーツに損傷があるもの、もしくは修復されているものは修復歴となります。
ただ、骨格は溶接接合されている部分だけとし、ネジ止め部分は骨格とみなされません。

No, | パーツ名称 | 修復の度合い |
---|---|---|
1 | フレーム | 交換も修正も修復歴車となる |
2 | クロスメンバー | |
3 | インサイドパネル | |
4 | ピラー | |
5 | ダッシュパネル | |
6 | ルーフパネル | |
7 | フロア | |
8 | トランクフロア | |
9 | ラジエータコアサポート | 交換は修復歴車扱いになるが、フレーム修正なら修復歴車扱いにはならない |
※社団法人日本自動車査定協会より
これら9つのパーツに破損が生じると修復歴車となるので、例えば”ドアに大きなキズや凹みが出来て修理より交換した方が安くなるからパーツごと取り替えた”、こんな状態でもフレームに支障が無ければ修復歴車にはならないということです。

より修復歴車について詳しい情報が知りたい場合は、以下の記事でご紹介しています!
💡関連記事:【査定に大きな差!】事故車と修復歴車の違いと判断基準はコレ!
中古車買取業社に査定をしてもらい車の状態と査定額を把握


まずは、あなたの破損している愛車が修復歴の定義に当てはまるのか?さらには、査定額がどのくらいになるのか?を知ることが重要なので、自動車買取業社に査定依頼を出しましょう📢
ただ、絶対にしてはいけない事故車の査定方法が2つあります!
- ディーラー買取り・下取り査定
- 中古車買取業社1社のみの査定
①のディーラー買取り・下取り査定がオススメできない理由は、基本的にディーラーは新車販売のプロであり、中古車の卸売りに関して専門ではありません。
下記の表を見てわかる通り、中古車を専門とする買取業者の販路と比較するれば一目瞭然です。
ディーラーと中古車買取業者で中古車の販路を比較
ディーラー下取り | 中古車買取業者 | |
---|---|---|
オートオークションで売る | ◯ | ◯ |
自社の中古車販売店で売る | ◯ | ◯ |
中古車を海外市場へ輸出して売る | × | ◯ |
解体して中古自動車部品を海外へ輸出して売る | × | ◯ |
またディーラー査定は、中古車市場の需要をあまり考慮せず、車の減価償却の定率法をベースとする傾向にもあります。
つまり車の初年度登録(年式)より、1年で約60%、2年で約50%、3年で約40%、4年で約30%、5年で約20%、6年で約0%と、車の価値が段階的に下がる仕組みに重点を置いて査定をするので、その対象車が事故車ならなおさら査定価格に期待することは難しいと言えます。
ちなみに車の買取が決まれば、査定料と名義変更などの代行費用で合計2万円前後請求されることも…。
※査定料に関しては、ディーラーにより請求されない場合もあります。
またさらに驚くことが1つあり、ディーラーはお客さんから買取りした車を中古車買取業社に転売することが多々あります!
この時点でディーラー下取りよりも、中古車買取業社の方が高いことが決定的ですよね。

その点、中古車買取業社は買取のプロなので販路も広く、また各買取業社によって得意分野(車種・車の状態など)も異なります!
さらに、あなたがこれまで愛車を大事に育て上げたドレスアップパーツ&オプションなどもちゃんと評価してくれるので、ディーラー下取り・買取りより高く買い取ってくれることがほとんどなんです💡
しかも、ディーラーだったら請求される査定料と名義変更などの代行費用も無料が当たり前!

ただ、②でご紹介した通り、中古車買取業社1社のみの査定は絶対避けてください。
というのも、中古車買取業者も出来るだけ車を安く買い取って利益を増やしたいのが本音なので、あれこれ理由を付けて安く買い取ろうとしてきます。
そんな時に複数社で買取査定比較をしておけば、「◯◯買取店は△△円の査定額が付きました!」と言えるので、そうすれば「では、ウチは◇◇円以上の査定額を付けますよ!」と勝手に査定額がアップしていきます💡

ただ中古車買取業社にそれぞれ電話して、出張査定の予約を取る事だけでも大変ですし、そもそもでどこの買取業社を撰べばいいのかさえ悩みますよね?
そんな時に利用者実績100万人を超える無料のズバット車買取比較を使うことで、最初に一度だけ必要情報を入力すれば一気に4〜5社、最大で10社も出張査定依頼ができるので便利なんです🚙
しかも、査定依頼後に愛車の買取相場も教えてくれるので、事前におおよその査定金額を把握することができますよ💰
あと車一括査定サイトを経由して査定依頼をすると、中古車買取業者側も自社以外に査定依頼が来ていることが分かる仕組みなので、初めからある程度高い査定額を提示してくるメリットも⭕

査定額がつかない場合には事故車専門の買取業車に査定依頼


マルクの言う通り、もし複数の中古車買取業社に無料査定をしてもらって、「処分に費用が掛かる。」や「査定額は付かない。」なんて言われたとしても、まだ諦める必要はありません!
そんな時には利用者実績400万人を超えていて、事故車専門の複数の買取業社に一括で無料査定依頼ができる、カービュー事故車買取比較を使ってみてください🚗
下のような事故車でも、かなりの買取額を提示してくれます!
アクア | |||
---|---|---|---|
![]() | |||
買取価格:450,000円 | |||
車両情報 | |||
年式 | 平成24年 | ||
グレード | S | ||
損傷情報 | |||
フロント | ◯ | エンジン | ◯ |
リア | × | エアバッグ | ◯ |
再度 | ◯ | 自力走行 | 可 |
足回り | ◯ | 修理見積 | 50万円 |
ジューク | |||
---|---|---|---|
![]() | |||
買取価格:500,000円 | |||
車両情報 | |||
年式 | 平成23年 | ||
グレード | 15RX タイプV | ||
損傷情報 | |||
フロント | ◯ | エンジン | ◯ |
リア | × | エアバッグ | ◯ |
再度 | × | 自力走行 | 可 |
足回り | ◯ | 修理見積 | 130万円 |
※株式会社タウ参照
約10年前までは、良くて無料引取りが当たり前だった事故車が、今ではこのような査定額が付くことも珍しくありませんよ💰


修復歴がつかない事故車なら修理した方がお得?

あなたの事故車がもし、無料の買取査定で修復歴が付かないとわかった場合、売却せずに修理してそのまま乗り続けた方がいいのか悩むこともあると思います。

あなたが事故を起こした車に思入れがあるなら、修理費用を掛けてキレイに直した方が良いかもしれませんね!
でも金銭的なところで考えれば、車両保険を使って修理をしても等級が下がり、翌年から保険料も高くなってしまうデメリットもありますし、もし車両保険に入っていなければ手出しで修理費用を全額まかなうしかないので、愛車に対する思い入れと金銭面で天秤を掛けて答えを出す必要が出てきます⚖
ではあなたの車の価値を一つの指標とするために、例えば新車登録1年目の車で購入価格がそれぞれ違う2つのケースで考えてみましょう!
購入価格200万円で1年目に事故をした場合

例えば購入価格200万円・新車1年目の車で修理費用が50万円掛かった場合、差引額として150万円と算出することができますが、前段でご紹介した通り車には減価償却の定率法で法的な価値を出すことができます。
その割合に当てはめると、1年目ですでに購入価格の約60%となるので、車の価値は120万円。
そこからさらに修理費用を差し引くと、70万円の価値と計算することができます💰
私ならこの状況だと、新車1年目というのもあり修復歴が付かなければ修理して乗り続けるかもしれませんね!

購入価格100万円で1年目に事故をした場合

対して、購入価格100万円・新車1年目の車で修理費用が50万円掛かった場合、差引額として50万円と算出することができますが、こちらも減価償却の定率法で法的な価値を見てみましょう。
1年目ですでに購入価格の約60%となるので、車の価値は60万円。
そこからさらに修理費用を差し引くと、10万円の価値と計算することができます💰
私はこの状況だったら、修復歴が付かないとしても事故車のまま中古車買取業社に買取してもらうと思います。
そして、買取金額を頭金として別の車を購入しそうですね。
やっぱり事故の影響で後々不具合が出ても嫌ですし、事故に遭遇した車は不吉だと感じることもあるので…。

上でご紹介したように、修理費用と減価償却を踏まえた上で愛車の価値を判断し、売却するか修理するかを考えてみてください!
なぜ事故車なのに買い取ってくれるの?


修復歴の定義に当てはまらない事故車であれば、新品同様に修理して店舗販売やオートオークションに出品できるので、利益を生むことができます!
一方、修復歴が付くような廃車同然の事故車であっても、車のボディを修理して走れるのであれば”修復歴あり”として、中古車市場に格安で販売することができます。
ただ、修復歴のある車は国内ではどうしても避けられがちですが、海外だと日本車は人気で車検制度の規則も緩い所が多々あるので、”修復歴あり”はそこまで気にされないんです🌏

ちなみに水没車・火災車・不動車であっても、車のパーツは約3万点以上のパーツで組み立てられていて、また車全体の80%は金属でできているので、車のパーツ・金属類を再利用目的で転売することで利益を出せるから、私たちが思っている以上に高く買い取ってくれるんです!

事故車・廃車同然の車でも買取方法まとめ



💡参考記事:【その廃車はNG】引取り・手続き・スクラップ無料!さらに還付金も受け取れる!
もし、あなたの事故車をディーラーに見てもらったり自己判断で廃車にしようと考えているのであれば、それは絶対にやめましょう!
これまでご紹介したように見るからに無残な事故車であっても、0円以下の価値はありえないので、あなた自身が廃車に掛かる数万円の費用を払うことはあり得ません!
一度、中古車買取業社に無料で一括査定依頼ができるズバット車買取比較を使ってみて愛車査定をしてもらい、それでも査定額がつかなければ、事故車専門の
カービュー事故車買取比較を使って再度査定をしてみてください!